先日、知人宅で「ガルシャナ」をする機会がありました。
訳あって脚だけお試し10分ほどの施術。そんな短時間でしたが、パンと張って辛かったふくらはぎが、やわらかくほよほよに。肌も内側から明るくなって、しっとりすべすべになりました。
ガルシャナ初体験の彼女、驚きと感動で、絹の手袋すごい!欲しい!と即検索。
絹(シルク)手袋はネットでも各種売られています。店頭ならば、オーガニック製品などを扱うショップで見かけることも。
ちなみに、前に観光で訪れた、群馬県の世界遺産「富岡製糸場」周辺のお土産屋さんにもありました。富岡は養蚕によるシルク製品で有名ですよね。
写真は、マンモリラクゼーション考案者である神藤多喜子先生の監修による、絹100%手袋 「こすっ手」です。TENMADOでも販売中です。
TENMADOでは、マンモリラクゼーションの施術にガルシャナが含まれています。“マンモ”とは“おっぱい”のことで、マンモリラクゼーションはバストケアメニューではあるのですが、受けてもたらされる効果はおっぱいだけにとどまらないため、全身のさまざまな不調に好影響を感じられる方が多いです。
「ガルシャナ」とはいったい何?と思った方は、下記の目次からの説明を読んでみてください。
しゃかしゃか、ふわしゅわ、心地よくこすられる独特の感覚。
終わってからもぽかぽかする不思議な作用。
みなさんうっとり夢中になります。
自分でやるのでも効果を感じられますが、ぜひサロンで身を委ねて体験していただきたいです。
▲手袋は、何の変哲もないような素朴なもの。
でも、この絹手袋が、すごいんです。
◆ 「ガルシャナ」とは
絹の手袋をはめて乾布摩擦のように皮膚をこする、インド式(アーユルヴェーダ)のマッサージ法。
程よい摩擦刺激によって、毛細血管など末端まで活性化させ、血液やリンパの流れを良くし、代謝・排毒を促します。
なぜ「絹」が良いのか?…
蚕(カイコ)が生み出す天然繊維である絹は、人間の皮膚の構成に近い18種類のアミノ酸を含んでいます。そのため、“こする”と言っても肌を傷めることなく角質や老廃物を落とし、皮膚を補正しながら健やかに保つことができるのです。
手袋は、シルクと聞いて想像するつるつるの手触りのものではなく、元の成分が残る生糸でできたものを用い、生糸の細かくでこぼこした形状が毛穴を効果的に刺激します。
◆ ガルシャナマッサージで期待できる効果
やってみると1回だけでも体内の巡りが高まるのを感じられると思います。
続けると、血液やリンパ液の流れが改善された結果、以下のような効果が期待できます。
*新陳代謝アップ
*余分な脂肪にさよなら
*むくみ、セルライトの軽減
*冷え性の改善
*美肌
*身体の緊張を緩和
*メンタル面の活性化
◆ ガルシャナマッサージのやり方
全身で10分~15分ほどが目安。
毛の流れに逆らって、身体の末端から中心へ、そしてリンパ節へ流し込むようにこすります。
・足の指先から足首へ 足首から膝を通って上がっていき鼠径部へ
・手の指先から手首へ 手首から腕を上がってわきへ
・お腹は円を描くように
・胸の間(胸腺部分)は上下に
わき、股関節、ひざの裏など、リンパ節の部分は特に念入りに、少し揉むように行ってください。
こする部位は他にも、お尻、首すじ、耳まわり、頭皮など、どこでも全身行うことができます。
注意してほしいこと…
強くこすりすぎたり、同じところばかり刺激しすぎて、肌が炎症のように赤くなるのはやりすぎです。NGです。
部位によって肌表面がふわっと自然な赤みを帯びる程度は問題ありません。流れの悪かったところは、摩擦刺激によって動きが出始めることで微弱に赤らむ場合もあります(またすぐに引いていきます)。
まずは様子を見ながら、気持ちいいと感じられるよう加減して行ってみてください。
なお、発疹や火傷など肌トラブルのあるときはガルシャナを控えましょう。生理初日や2日目も控えて身体を休めましょう。
( 参考元: 『 「きれい」を育てる 女性ホルモン整えレッスン 』 神藤多喜子著/池田書店 )
◆ おわりに
サロンでは、その方の体質を見ながら強さや速さなどこすり方を調節しているので、良さをより実感していただけるはずです。背中など自分では手の届かないところもしっかり流していきます。
苦しそうに盛り上がっていた背中がすーっと下がって落ち着いたり、肌の色がワントーンアップしたり。
施術しているそばから身体に変化が現れるのを目の当たりにすると、流れが良くなっていることがわかってこちらもうれしくなります。
セルフケアとしてのガルシャナについて、やり方など不明な点はサロンでご質問ください。